sg配合顆粒は販売中止？理由は？出荷調整してるの？代替品はあるか調査

SG配合顆粒は、解熱鎮痛薬として使用されています。

解熱や、咽頭痛、頭痛、歯痛などの作用があるとされており、病院でも使用されているお薬ですので、処方してもらった経験がある方も多いのでは無いでしょうか？

そんなsg配合顆粒が販売中止になっているという噂が立っていることをご存知ですか？

今回はsg配合顆粒について、本当に販売中止されている？その理由は？代替品はある？など徹底調査してみました！

sg配合顆粒が販売中止って本当？

SG配合顆粒は本当に販売中止になっているのでしょうか？

調査の結果、販売中止にはなっていないということが分かりました。

現在も変わらず全国の病院で処方されているとのことです。

では、なぜ販売中止という噂が立ってしまったのでしょうか？

sg配合顆粒が販売中止といわれる理由は？

SG配合顆粒が販売中止になっているという噂が立ってしまった原因はいくつかあるようです。

新型コロナウイルスの影響？

皆さんの記憶にも新しい「新型コロナウイルス」の影響が大きいと言われています。

新型コロナウイルスの症状として挙げられる発熱、頭痛、喉痛など処方されることで、需要が供給を大きく上回ってしまったのですね。

そのため、販売元の塩野義製薬では、SG配合顆粒の出荷を制限せざるを得ず、2022年9月以降「限定出荷」という形をとっているようです。

我々の生活の中では、マスクも必要なくなるなどの規制緩和を受け、新型コロナウイルスの影響は少なくなってきたように感じていましたが、現在も第9波が接近していると言われており、随所にその影響は残っているようです。

アセトアミノフェンが流通中止になったから？

SG配合顆粒の有効成分の1つに「アセトアミノフェン」という成分が配合されています。

実は過去に、アセトアミノフェンの製造をしていた企業が中国製のアセトアミノフェンを無届けのまま不正に配合し、業務停止命令を受けたことがありました。

この騒動をきっかけに、現在アセトアミノフェンは流通していないという噂が広まったと考えられます。

その後の調査で、出荷されていたアセトアミノフェン自体の品質には問題が無いとして、製品の回収は不要と発表されています。

セデスgが販売中止になったから？

SG配合顆粒が使われるようになる以前、先代品として販売されていたセデスG（解熱鎮痛剤）がありました。

セデスGに含まれていたフェナセチンという成分による副作用の報告が相次いだため、2001年4月に厚生労働省よりフェナセチンを含む医薬品の供給停止の要請がされ、セデスGは販売中止となりました。

フェナセチンの副作用は？
フェナセチンは多くの鎮痛剤に含まれていたアニリン系物質で，副作用として溶血性貧血，間 質性腎炎，腎乳頭壊死などの他に発癌性が認められています。

セデスGの販売中止という情報を受けて、SG配合顆粒の販売中止だと誤認してしまったのだと思われます。

セデスGの販売中止後に、安全性の高いアセトアミノフェン配合のsg配合顆粒が発売されました！

sg配合顆粒はどこで買える？

SG配合顆粒はどこで購入できるのでしょうか？

市販されているのか、ネットで購入できるのかなど調査してみました！

SG配合顆粒は市販で買えない？ネットでも買えない？

SG配合顆粒は市販されている？

SG配合顆粒は市販されていないことが分かりました。

市販されてないので、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネットショップでも販売されていません。

SG配合顆粒の入手方法は？

市販されていない理由としては、SG配合顆粒は「医療用医薬品」に分類されているからです。

医師からの処方箋に基づいて処方されるので、基本的には、病院で処方してもらうお薬ということですね。

医療用医薬品とは？
医師若しくは歯科医師によって使用され、又はこれらの者の処方せん若しくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品のこと。

ただ、例外として零売薬局で購入するという方法があります。

零売とは？
零売とは、分割販売とも呼ばれており、購入者が自分の症状を把握できる場合、薬剤師のカウンセリングを受けて、最低限度の医療用医薬品を処方箋なしで販売できる方法です。

「処方箋無しでも医療用医薬品を購入できるんだ！」

と軽く考えてしまいそうですが、零売薬局にはメリットとデメリットの両方が存在しており、

メリット

• 受診料がかからない
• 時間が短縮できる

デメリット

• 安全性への懸念
• 保険適用外

などが挙げられています。

薬剤師によるカウンセリングや服薬の指導を受ける必要もありますので、ドラッグストアで購入するような気軽さではないということですね。

病院には行けないけど、近くに零売薬局があるという場合は問い合わせてみるといいかもしれませんね！

SG配合顆粒は、病院で処方してもらうか、零売薬局で購入することができます！

sg配合顆粒の代替品はあるか調査！

SG配合顆粒は病院や零売薬局で手に入ることが分かりましたが、手軽に手に入れられる代替品はあるのでしょうか？

調査の結果、SG配合顆粒と主成分の同じ市販薬の「セデスハイG」を見つけられました。

SG配合顆粒の主成分（１gあたり）

• イソプロピルアンチピリン 150mg
• アセトアミノフェン 250mg
• アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg
• 無水カフェイン 50mg

上記に対し、セデスハイGの主成分は以下の通り。

セデスハイGの主成分（１gあたり）

主成分だけを比べると全く同じということが分かりますね！

✅セデス・ハイG
ピリン系の解熱鎮痛薬

イソプロピルアンチピリン
アセトアミノフェン
アリルイソプロピルアセチル尿素
無水カフェイン

供給不安定な状況になっている医療用SG配合顆粒と同成分です#薬剤師 #登録販売者 #otc医薬品 pic.twitter.com/aIEInyxDGw

— 市販薬の選び方【薬剤師 鈴木伸悟】薬局OTC販売マニュアル著者 (@pharmacist_OTC) March 23, 2023

ただ、主成分以外には違いもあるようで代替品と言い切るのは難しいみたいですが、SG配合顆粒と同じ効果を期待できるものとして販売されているとのこと。

SG配合顆粒と同じような効果のものを市販品で探したい！という方は検討してみても良いかもしれません！

sg配合顆粒に似た商品の人気はどれ？

SG配合顆粒と似た商品の市販薬の中から、人気のものをご紹介します。

特別な事情がない限りは、可能な限り医師の診察を受けることを心がけてください！

セデスハイG

SG配合顆粒と主成分が同じ、セデスハイGです。

冒頭にご紹介したセデスGとは異なる薬なのでご安心ください。

ロキソニン

痛み止めと聞いて、初めにロキソニンが思い浮かぶ方も多いのでは無いでしょうか。

有効成分などの違いはありますが、SG配合顆粒と同じく解熱・鎮痛のお薬です。

また、ロキソニンには複数種類がありますが、それぞれの特徴は以下の通りです。

sg配合顆粒について知恵袋などによくある質問

SG配合顆粒とは？

鎮痛薬として広く用いられていた「セデスＧ」の後継品です。 副作用の報告が多かったフェナセチンの変わりに、安全性の高いアセトアミノフェンが配合されています。

SG配合顆粒はどこで買える？

医療用医薬品のため、市販はされていません。医師の処方箋をもって処方してもらうか、薬剤師のカウンセリングを受けて零売薬局で購入することができます。

SG配合顆粒の代替品は？

市販薬の中では「セデスハイG」が、SG配合顆粒と主成分が同じです。

同様の効果は期待出来るものの、主成分以外には違いがありますので代替品と言い切ることはできません。

まとめ

以上、SG配合顆粒について徹底調査してみました！

販売中止されているというのは間違った情報で、今でも病院などで処方されているとのことでした。

SG配合顆粒と同じ主成分で作られている「セデスハイG」が市販されているということもわかりました。

ドラッグストアで購入できると分かればすこし安心できますね！

また、お薬は自己判断での服用はリスクがあることをお忘れなく。

特別な事情がない限りは、可能な限り医師の診察を受けることを心がけてください！